ダイス・イリュージョン | ☆WIZARD_マジック・不思議をレビュー☆

ダイス・イリュージョン

Dice Illusion 2 By H.T magaic

ダイスイリュージョン ヴァージョン2


YOU TUBEより実演動画





【現象】
客に色の塗られていない(目の凹みはある)サイコロと両面仕様の鏡を調べてもらいます。
マジシャンが鏡の上にサイコロをのせます。

すると鏡の中に映りこんでいるサイコロ像の目に色がついています!!
鏡の中のサイコロは1の目は赤、他の目は黒です。

鏡からサイコロをとりあげてシェイクするとサイコロに色がつき、それを再度、鏡の上に置くと今度は鏡の像から目の色がなくなっています。

最後には鏡の中のサイコロ像が具現化して出てきます。

【批評】
リューチェンがテレビの特番で演じたのをYOU TUBEでみて、欲しくてたまらなくなりました。

参照動画↓

http://www.youtube.com/watch?v=Bv5VjbT9GdI&feature=related


いろいろ調べた結果、このトリック自体はトリックスで15年以上前に発売(現在は製造中止)されていて、前○さんとかも買ってたそうです。

いっぽうI-MA…略のmirror and die の商品説明によれば原案者は香港のアルバート・タム氏だそうです。
今回、私の購入した dice illusion 2は原案者公認となっているので彼から権利を得ているってことでしょうか?

いずれにせよ幾つかのコピー商品(権利有or無?)があり、ヴァリエーションがあることになりますが
ここでレビューするのは H.T MAGICの製品です。

まずダイスイリュージョン "バージョン2"となっている点について。
これはバージョン1に付属の鏡が片面仕様であるのにに対して、2では両面仕様となっています。両面を使うことにより演出に幅が出ます(最初の動画を参照)、リューチェンは片面の鏡でシンプルに演じています。


次に現象について。

鏡の像が現実のサイコロと食い違っている状態を相手に見せるときに角度の制限があります。つまり相手に鏡とサイコロを手渡して現象を示すことはできません。

自然に鏡に写るだけの状態(食い違いが起こらない)に戻した後では両方手渡せます、手渡しても相手には現象を起こすことができません。

現象中の角度制限の厳しさですが、座った客を目の前にして机に置いて演じるとバレる可能性があります。 
相手が覗き込む目線の角度を調整するためにマジシャン(ないしは客)が鏡を手にもって演じるのが無難といえます。

サイコロを手にしてシェイクすると色がつく、これもビジュアルに優れた現象ですが、同様に角度の制限があります。シェイクして変化したサイコロを直接、手渡すことは無理です。

しかし特記すべきはサイコロをすり替えずに、何も付け加えたり取り去ったりせずに
、本当にシェイクするだけで色の出現、消失が繰り返せる点です。これだけでも十分みせられる、価値のあるトリックだと思います。

参考までに、ありがちな間違った種の推測例をただしておきます。

・鏡の裏面に別のサイコロがあって表面から透けてみえている(半透明の鏡)のではありません。

WOWとかも全く関係がないです。

鏡の中のサイコロは本当に置いたサイコロが反射した像です。鏡も本物です(トイレの洗面台の鏡に映しても現象が起きます。)。


・偏光塗料ではありません。

これほどの効果がある塗料は実在しません。


・サイコロの目がスライドして出たり隠れたりする訳ではありません。

目の錯覚?ではありません。

動画にしてもマジックとして成立しています。鏡と現実のサイコロ像が違っている状態を写真に収めることも可能です。

【実用性について】
しっかりとポイントを押さえて演じれば効果絶大です。
現象前後に手渡しての道具あらためができます。
この時点ではギミックが取り去られているので、そのまま使ったものを手渡しているわけではありませんが。手渡された道具で客が現象を再現することは不可能です。
実用性は十分にあると言えます。自分はすでに7回ほど実演しています。お気に入りですっ

【総評】
すばらしいアイディアで種を知っただけで感動します。よくぞ思いついてくれたって感じです。
科学、化学に頼るものではありません、単純です。

マジック現象の多くは動作(出現、消失、変化、予言、透視・・・)として成立するものが多く、状態として不思議な現象はそう多くありません。
状態として持続可能なマジックといえば浮遊や人体貫通・切断(ストービン大佐の首、ジグザグボックスとか)くらいのものでしょう。
貫通・切断に関しては人間以外の場合(サイキックペンやシガレットスルーコインなど)、切れ目を入れることに問題がないので表現が簡単であり、前提となる確認動作(あのペンは二つに割れない!とか)がないと不思議ではありません

こうした中で鏡に映った像と現実が食い違うというのはオブジェとして成り立つ現象です。ちょっと工夫すればキーホルダーにもできそうです。

鏡は真実を映す!この普遍真理をくつがえすダイスイリュージョン現象は限りなく奇跡的です。すばらしい発明、大絶賛ww