◆ | 仕事・遊び・呑み と カニクリームコロッケ












仕事・遊び・呑み meeting SS
ソウルを離れ、韓国の小都市を巡る旅に出た時のことである。ある国民学校の校庭の片隅に李舜臣将軍の像があることに気がついた。日本ではあまり知られていないこの人は、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際、朝鮮の水軍を率いて、多大な戦果をあげた人物。韓国では、祖国を危機から救った英雄として遇されている。ソウルの目抜き通り世宗路の中ほどにも、大きな像が置かれいる。今では、功績が広く国民に紹介され、この人物を知らない韓国民は皆無に等しい。一方、日本の小学校には、かつて、二宮金次郎の像が置かれていた。彼は、知っての通り貧しい農家の出身。父母に孝をつくし、勉学にいそしんだ。長じては、農民の生活向上のため、骨身を削って働いた。かつての日本人が手本にした人物の一人であると言えるだろう。韓国の李舜臣、日本の二宮金次郎。どちらも、人々のために働いたという点で共通性はあるものの、一方は祖国を救った偉大な英雄、もう一方は地道に働いたいわば庶民。この違いに国民の偉人の見方に異なりを感じるのは、私一人であろうか。ソウル教育大学付属国民学校の子どもを迎えての一場面である。日韓の子どもたちは、両国語で書いた自己紹介カ-ドを持ち、今日一日のパ-トナ-を探す活動に興じる。カ-ドの中に、特に私の目を引く項目があった。「将来の希望は」との質問に、韓国の子どもは、医者、弁護士、政治家と答える。一方、日本の子どもは、保母、看護婦、サラリ-マン。子どもの意識は、社会や親、教師の願いの反映である。「大人物になり、人に尽くせ」と教える韓国。「ちっぽけでも人のために」と励ます日本。こんな小さな所にも、日韓の文化の違いを感ぜずにはいられない。

追記


murasaki-y-tさん


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