ミドフィフで真FIREし、FIRE後、収益物件を売却し、億り人。楽隠居生活8年目の崇徳院ヴェストです。Die With Zero を目指して余生を過ごしています。
老後資金のことはよく取り上げられていますが、
精神科医の和田 秀樹さんは、晩年はお金がない方が幸せだと言っています。
どうしてでしょうか?
【和田 秀樹:精神科医
1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、アメリカ・カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学教授(医療福祉学研究科臨床心理学専攻)。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。川崎幸病院精神科顧問。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。2022年総合ベストセラーに輝いた『80歳の壁』(幻冬舎新書)をはじめ、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『老いの品格』(PHP新書)、『老後は要領』(幻冬舎)、『不安に負けない気持ちの整理術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』(SBクリエイティブ)、『60歳を過ぎたらやめるが勝ち 年をとるほどに幸せになる「しなくていい」暮らし』(主婦と生活社)など著書多数。】
和田さんの記事を崇徳院ヴェストなりにまとめると、
人が歳をとったとき、その人がなにで判断されるかというと「ケチ度」です。
「体と脳が弱ったときのための貯金は必要ない」というのが、私が多くの高齢者を見てきた結論です。
大きな家に住んでいるのに、孫に3000円しかあげない祖父母は好かれません。
小さな家に住んでいても、お年玉で1万円くれるおじいちゃんおばあちゃんであれば、毎年お正月に帰ろうという気持ちになります。つまり、キャッシュフローが人を引き寄せるのです。
若い頃はともかく、歳をとればとるほど、お金を持っているかどうかよりも、お金を使っているかどうかが、周囲の人を引き寄せる要因になります。
たくさんお金を持っているから子どもや孫が大事にしてくれるかというと、そんなことはありません。亡くなれば遺産が自動的に相続されるのであれば、亡くなるのを今か今かと待たれることにもなりかねません。
私は、資本主義の理論からいっても、お金を使えば使うほど、その人はエラいと考えます。
お金持ちがパートナーに先立たれたあと、恋活で再婚でもしようといおうものなら、子どもたちに大反対されます。
一方、お金がない人が再婚したいといえば、子どもたちは大喜びです。親を大切に想ってくれて、しかも介護の面倒まで見てくれるのですから。
崇徳院ヴェストは、和田さんの考えに賛同・共感することが多いですが、
この記事には、半々といったところ。
お金持ちの老後の再婚は、遺産相続のことで確かに反対される場合が多いかもしれませんが、
お金持ちが“遺言書”を使うことで、老後の面倒を見てくれるように仕向けることもできます。
「金の切れ目が縁の切れ目」という格言は、肉親・身内にもあてはまってしまいます。
それに弁護士からよく聞く話は、
「相続の親族間争いは2~3千万以下の資産によく起きて、数億以上ならほとんど争わない。」
和田さんは精神科医であって、相続の司法書士や弁護士ではありませんからね。
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