ミドフィフで真FIREし、FIRE後、収益物件を売却し、億り人。楽隠居生活7年目の崇徳院ヴェストです。株に20年以上投資しています。
共有する記事は、ダイヤモンド社の『サイコロジー・オブ・マネー』の宣伝だが、
その本の内容の一部抜粋の紹介文が的を得ていると思う。
この記事を書いたのは上阪 徹さん。
【ブックライター 1966年兵庫県生まれ。89年早稲田大学商学部卒。ワールド、リクルート・グループなどを経て、94年よりフリーランスとして独立。書籍や雑誌、webメディアなどで幅広く執筆やインタビューを手がける。これまでの取材人数は3000人を超える。著者に代わって本を書くブックライティングは100冊以上。携わった書籍の累計売上は200万部を超える。著書に『彼らが成功する前に大切にしていたこと』(ダイヤモンド社)、『ブランディングという力 パナソニックななぜ認知度をV字回復できたのか』(プレジデント社)、『成功者3000人の言葉』(三笠書房<知的生きかた文庫>)ほか多数。またインタビュー集に、累計40万部を突破した『プロ論。』シリーズ(徳間書店)などがある。】
引用されている例は、高卒で車整備25年+パート17年 vs ハーバード卒,MBAで大手金融役員
一般的には前者が敗者で後者が勝者。
しかし、例では全く逆で、前者が遺産12億円以上、後者が自己破産。
本が結論付けているのは2点。
- 経済的な成果は、知性や努力とは無関係の「運」に左右される部分が大きいからだ。これはファイナンスの世界の真実
- 経済的な成功は「ハードサイエンス(物理学や数学などの分野)」では得られない
彼が言い換えている部分は、
経済的な成功をもたらすのは、何を知っているかという知識ではなく、どう振る舞うかこそが問題
崇徳院ヴェストはとても共感する。
それで、私が50歳以上の投資デビューを止めた方がいいという理由と重なる。
ほとんどの人は、自分で自分のことを十分理解していると思っている。
しかし、初めてのことにどのように対応・反応するかまでは経験するまでわからない。
投資の例ではないが、私の経験だと、親を亡くしたとき、どういう感情が噴出したか、
考えていたこととは全く違った反応があった。
言いたいことは、投資の場合、
初めて経験する含み損や損切り、損失額にどう反応するか、
50過ぎで悪い方に起こると損失を広げる行動に出る可能性がある。
そして、損失を取り戻せる時間も機会も、資産の余裕もない。
つまり、自身の性格・性質、心理的傾向が分かってない盲目状態での投資になる。
分からない・分かっていないこと自体が巨大なリスクだ。
投資に時間がかかるのは良いことでもある。
その間に自分のお金に対する反応も経験から学べるから。
いきなり高額当選の宝くじが危ういのは、自分の性格から来るお金の対処法が分からないから。
投資の裏側には必ず心の動きがある。そのことを知っていることが一番の投資術かもしれない。
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