ミドフィフで真FIREし、
楽隠居生活7年目の崇徳院ヴェストです。
最初、この記事を読んだときは「どうして?」って思ったんですけど、
読み終わると、私のやってきたことはこの内容の方に近いかもしれないと感じた。
『JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則』という本の宣伝で、著者ニック・マジューリさん(データサイエンティスト)に篠田尚子さん(ファンドアナリスト)がインタビューをまとめたもの。
ニック・マジューリさんは、
- FIREを目指すこと自体が現実的ではなく、推奨しない
- とても厳格な節約を実践し、大きな貯金を積み上げることが求められるため、こうした過度な節約が生活の質を大きく損なう可能性がある
- 仕事を辞めて早期に引退することが必ずしも幸せにつながるとは限らない
- 定期的に投資を続け、時間をかけて富を築くことで、比較的「穏やか」に財務的な自由を得ることができる
- 長期的な投資計画を立て、「複利の力」を利用して富を築くことが、より現実的で持続可能な方法であり、将来的な経済的自由につながる
と考えている。
インタビュアーの篠田尚子さんは、経験からこのように感じた。
- 一般的に、人は収入がない状態でお金を使うことに強い抵抗感を抱く
- やがてお金を使う行為そのものがストレスになり、ほんの少しの贅沢も許せない
- お金を使う行為は、お金を貯めたり増やしたりすることより人間性が表れる
- 社会経験を積むことで培われる面もあるため、お金の増やし方だけでなく、「使い方」についても一定の自信がないとやはりFIREは難しいだろう
崇徳院ヴェストもFIREが誰にでも向いている方法だとは思わないし、勧めるものでもない。
ニックさんの考えは、30・40代でFIREする人たちを想定しているのではないだろうか。
だとすれば、私も同意する部分が多い。
そして、会社員からFIREするのに32年かかった経験だと、
上記の「定期的な投資」、「穏やかな財務的自由獲得」、「長期的な投資計画」があてはまる。
50代からFIREだと、この記事のような無理は少ない。
一番共感したのは、篠田さんの意見。
- お金を使う行為は、お金を貯めたり増やしたりすることより人間性が表れる
- お金の増やし方だけでなく、「使い方」についても一定の自信がないとやはりFIREは難しいだろう
これはFIREしなくても、
仕事を引退して収入が無くなった後の生活で皆さんも感じることだと思う。
ここに大きく関わってくるのは“Die With Zero”の考え方と行動。
ここにも“一定の自信”が必要でしょうね。
【篠田尚子さん:ファンドアナリスト。CFP®、1級FP技能士
日本で数少ないファンドアナリスト兼FPとして、資産形成の初歩的な解説から具体的な商品の提案に至るまで幅広くカバー。】
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