監督:ロドリゴ・ソロゴイェン
脚本:イサベル・ペーニャ、ロドリゴ・ソロゴイェン
主演:ドゥニ・メノーシェ、マリナ・フォイス、ルイス・サエラ、ディエゴ・アニード
公開:2023年
スペイン・フランス合作映画。2010年にスペインで実際に起きた事件を下敷きにした映画。
UターンやIターンと呼ばれる都会から田舎への移住。
この映画では日本とちょっと違って、都会から田舎という流れだけでなく、
フランス人夫婦がスペインのガリシアに移住するという国境も超えた移住。
はたして、アントワーヌとオルガは期待通りの余生を送ることができるのか。
地元の人たちのこだわりや想い、風習や世襲、新しいものへの拒絶、排他的社会・・・
どの国でも同じなのかと驚いた。
数年前、この映画と比べれは軽い事件だが、高知県で移住カフェ経営者が追い出されることが。
映画は、「格差、外国人排斥、都市と農村の隔たり」と、
地方のエゴだけではない複雑な部分を描いている。
地方はⅠターンなどで人口増や活気を取り戻したいのだろうが、
新しい“血”を入れるのに、すべてしきたりに従えではとても難しいだろう。
悲しいかな、結局理解しあえない関係。
そんな、恐ろしい過疎促進現象に
です。
これはトランプ大統領など関係ない、根深い分断です。

