監督:ハロルド・ライミス
脚本:ケネス・ロナーガン、ピーター・トラン、ハロルド・ライミス、
(アナライズ・ユーのみに参加) ピーター・スタインフェルド
主演:ロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタル、リサ・クドロー、ジョー・ヴィテレリ
公開:1999 / 2003年
コメディー映画は奥が深い。
ただマフィアのボスの精神的な弱みと精神科医の患者の扱い手法の成功の喜劇ととるか、
現代社会でここそこにあり、誰にでも起こりうる、
期待されている理想像と実像のギャップに翻弄されて自分を見失うカタストロフィととるか。
マフィアのボスのポールも、精神科医ベンも、父親との関係で心を病んでいる。
ストーリーは面白おかしくつながっているが、根本は主人公二人とそれぞれの父親との葛藤。
二人の父親は偉大だった。
その跡を継ぐことになった二人は、本当のなりたい自分や本来の自分と、
周りから期待される跡継ぎとしての姿勢や人間像の狭間で、
消化しきれない齟齬が鬱積して自分とは何かが定まらない。
そんな、お互いに共感できる生い立ちに、お互いを助けるためのヒントが・・・
最後、笑って別れられる関係に
です。
できれば、この2本の映画を続けて観てほしい。
このブログオーナーのホーム・ページ 投資に株式な生活