ミドフィフで真FIREし、楽隠居6年目の崇徳院ヴェストです。
実は、楽隠居にはしっかりした準備が必要なのです。
その準備とはお金のことではありません。
先ず、「隠居とは何か」を心の底から理解する必要があります。
これは、宇宙飛行士の野口 聡一さんの本の宣伝ですが、
組織から離れた自分を想像し、組織に頼らないアイデンティティを築く必要性を説いています。
【野口 聡一(のぐち そういち)さん:宇宙飛行士
博士(学術)。1996年5月、NASDA(現JAXA)の宇宙飛行士候補者に選抜、同年6月NASDA入社。2005年スペースシャトル「ディスカバリー号」で、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在、3度の船外活動をリーダーとして行う。2009年、ソユーズ宇宙船に船長補佐として搭乗。2020年、日本人で初めて、民間スペースX社の宇宙船に搭乗、約5か月半、ISSに滞在した。4度目の船外活動(EVA)や、「きぼう」日本実験棟における様々なミッションを実施し、2021年5月、地球へ帰還。主な著書に『どう生きるか つらかったときの話をしよう 自分らしく生きていくために必要な22のこと』アスコム刊がある。】
定年退職や、引退などで仕事に関する組織の名前や肩書がなくなります。
言ってみれば、裸の自分に戻るということでしょう。
裸の自分が誰なのか、組織や肩書無しで語らなければなりません。
昔、女性の一生について言われていたのは、
誰かの娘であり、誰かの妻であり、誰かの母である。
そう、自身の名前よりも、父の名、夫の名、息子・娘の名で呼ばれ、
誰かに従属した立場しか認識されなかった。
これは、組織・職業にはまり込んだ人も同じ。何処々々の○○、職業の○○。
そして、組織や職業との縁が切れると、自分は誰々だと名乗れなくなる。
崇徳院ヴェストも退職後、地域のハローワークへ行って雇用保険の手続きをし、
失業保険を給付してもらいましたが、
野口さんの言うように周りには「自分は今、無価値だ」というオーラをまとった多くの人たち。
悲壮感が漂う空間でしたよ。
仕事が生き甲斐などと言い続けていても、いつかは引退です。
自分の幸せの生き方は、自分で自分を理解することでしょう。
皆さまの、老後(引退・退職後)のご多幸を祈っています。
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