監督:フィリップ・バランティーニ
脚本:フィリップ・バランティーニ、ジェームズ・カミングズ
主演:スティーヴン・グレアム、ヴィネット・ロビンソン、イズカ・ホイル
公開:2022年
イギリスの高級レストランが舞台のヒューマンドラマ。その感想です。
オーナーシェフが個人的な色々問題を抱えていて、共同経営者、新人、フロア担当責任者など、
それぞれの責務や客とのやり取りなど、様々な問題が“ワンカット”で切り取られていく。
見始めたときは“ワンカット”だと気付かなかったんだが、
20分を過ぎたあたりから「これ、ワンカットで撮っている」と気付いて、
オーナーシェフやレストラン従業員それぞれの演技に、より一層の緊迫感を感じ、
見ているこちらが余計にハラハラドキドキしだした。
クリスマス前の金曜日、レストランでの準備や衛生管理の立ち入り検査、
以前のレストラン経営者との込み入った話など、
本来の緊張感に“ワンカット”の重圧がのしかかって、
それぞれの演技を食い入るように見てしまう。
この演出は精巧に観客を抱き込む
の成功だ。
ただ、終わり方が残念だったけど。
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