ミドフィフで真FIREした崇徳院ヴェストです。
さて、団塊ジュニアの方々には多くの日本社会構造の歪みがのしかかっていますが、
「早期退職」というカードが、勤務先から出てくることも多くなったのではないでしょうか❓
そのカードを積極的に使うのか、消極的に使うのか、使わないのか、選択を迫られる。
共有した記事を書いた人は、会計学博士の榊原 正幸さん。
【1961年、名古屋市生まれ。名古屋大学経済学部、大学院経済学研究科を経て、同大学経済学部助手。93年、日本学術振興会特別研究員(PD)となり、その後、渡英して英国レディング大学に入学。帰国後の97年より東北大学経済学部助教授。2000年、日税研究賞を受賞。01年、英国レディング大学大学院より博士号(PhD)を授与される。同年、税理士資格を取得。03年、東北大学大学院経済学研究科教授。04年4月、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授。21年3月に退任。】
彼のエリートの背景を考えると万人に当てはまる「決断の方程式」ではないと思いますが、
参考になる部分もあります。
彼の方程式は、シンプル。
早期退職しない =「辞める後悔」≧「辞めない後悔」
早期退職する =「辞める後悔」<「辞めない後悔」
この方程式を活用するには、面倒で複雑になりますが、
自分が後悔すると推測する内容の精査・吟味・検討結果を後悔しないことでしょう。
「早期退職」とても大きなカードですし、不可逆的な選択ですから、
後から無かったことにはできません。
私がFIREを決断したときは、頭の中はとても澄んでいて、スッキリしていました。
榊原さんの考える「辞める後悔」の例は、
- 定期的な収入がなくなる
- 勤務先での地位や人間関係がなくなる
- 勤務先にいるからこそできる仕事(スケールの大きな仕事など)ができなくなる
- やりがいや生きがいがなくなる
- 定年まで勤めると満額もらえる退職金が減ってしまう
「辞めない後悔」の例は、
- やりたくない仕事をあと〇〇年続けなくてはならない
- 職場での面倒な人間関係を耐えなくてはならない
- 定年後の時間が少なくなる
- (早期退職の割増退職金がある場合)得られるお金が得られなくなる
会社勤めだと、多くの方々に当てはまると思います。
榊原さんはキャリアで既に高い経済力があったので簡単だったと思います。
一般的には、経済力に不安があり、自己肯定するために地位・職位・権威が必要で、
そんな地位・職位・権威が家庭に無く、生きがいになっている人たちは会社にしがみつく。
つまり、「辞める後悔」しかない。
仕事だ、仕事だと偉そうに言っている人たちは、他から与えられたことしか出来ない。
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