この記事を見て、これは病気なんだと認識しました。
精神科医 片田 珠美さんの『自己正当化という病』(祥伝社新書)の一部を再編集したもの。
【片田 珠美さん:阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生として、パリ第8大学精神分析学部で精神分析を学ぶ。】
始めは、著者が女性だからsex biasもあるのかなぁ~と思いながら読み始めましたが、
そういうことはなくて、分かりやすい例がセクハラ・パワハラ男性だったということ。
まったく自分が悪いと思わない人たち。
そういう人たちは、①利得、②自己愛、③否認という動機づけで
“すべて他人のせい、自分は悪くない”という「自己正当化」を自然に行うらしい。
厄介なのは、そういう人たちはその自覚が欠けていることも少なくないからであると。
自覚がない分、自己正当化はこじれやすい。
自己正当化をこじれさせる要因は、主に次の四つと結論づけている。
①強い特権意識、②過去の成功体験、③想像力の欠如、④甘い現状認識
共有した記事の後半に、“不倫”の例があるけれど、フィクションかもしれない。
しかし、言いたいことはよく分かる。
崇徳院ヴェストの経験では、借金を重ねる人たちにも似たような傾向があるように思える。
年配になると“老害”と呼ばれるけれど、このように「自己正当化」する人たちは、
年齢・性別を問わずある一定数生息するだろう。
社会を乱す要因のひとつかな。
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