監督:チャールズ・マーティン・スミス
脚本:ギャリー・ジェンキンス
主演:ルーク・トレッダウェイ、ボブ、ファルダット・シャーマ
公開:2020年
ボブという名の猫 幸せのハイタッチの続編です。
主人公本人、ジェームス・ボーエンの著作が原作。
続編なのですが、時系列的に続きというわけではなく、
ホームレスを支えるための雑誌「BIG ISSUE」を販売していた時期のサイド・ストーリー。
「BIG ISSUE」を販売することで収入を得るシステムだけれど、
システムだからこそルールがあって、妬み・僻みからホームレス仲間の中でもトラブルがあり、
ホームレスだから蔑まれ、足を引っ張られ、“傷”を負うことも。
そして、そんな生活でも続けていける支えになっている“ボブ”。
その“ボブ”が取り上げられるかもしれないとしたら。
行政には行政のルールがある。
日本での“生活保護”は、その法律や理念と現実が乖離している部分があり、
その乖離しているが故、真っ当な人たちがより苦しまなければならない。
イギリスでも、似たような乖離や社会的差別、自己責任とボランティア団体への暴力。
個人的に思うのは、社会的下層の人たちは自分たちより下層の人たちを攻撃することによって、
自己満足、自己肯定、幸福感を得ている部分があるのではないだろうか。
そんな心情は「天に唾する」ことであり、
自分たちをより下層に落とし込むことになるのではないか。
現実には映画のようにうまくいくことは珍しい。
そして、この続編公開前に天に召された「ボブ」を追悼し、
です。
奇跡はクリスマスだけではなく、毎日、世界中のいたるところで起きていると信じて。
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