税理士・宅地建物取引士の三反田 純一郎さんの記事と同意見で、とても共感したので、
皆さんと共有したいと思います。
日本のGDPはまだ世界第3位だが、労働者一人当たりで比較すると21位と生産性が低い。
(OECD経済協力開発機構38ヵ国の比較)
しかし、労働者の質は世界4位と健闘している。
(但し、この評価に米国が入っていないのが解せない。)
つまり、産業構造や組織が低生産性の原因になっていると三反田さんは言っている。
これは国、省庁の支援や指導が間違った方向へ進んだ結果だと訴えている。
同じようなことは、農業・農家の支援・指導にも言えるのではないかと、
崇徳院ヴェストは考えている。
経験から付け加えるならば、日本の省庁・企業はmanagementを知らないのではないか。
日本の典型的な組織・昇進制度を見ていると、
managementの才能・技能・理解・教育・適用が、まったくと言っていいほどできていない。
ピーター・ドラッカーの著書から学んだりして、
managementという骨格を組織に浸み込ませなければならない。
彼の名言の一部:
「仕事を生産的なものにするには、成果すなわち仕事のアウトプットを中心に考えなければならない。技能、情報、知識は道具にすぎない。」
「自分が得意だと思っていることに溺れるな。物事の「本質」を鋭く透察する心を持て。」
「昨日を捨てよ」
「企業の精神は、どのような人たちを高い地位につけるかによって決まる。」
古い経営者や省庁の官僚たちは、連綿と続いた過去(伝統と解釈される)に答えを求める。
それでは、顧客をないがしろにしているのと同じ。
そんな組織ではmanagementが生きていけない。
日本は既に発展途上国へ後戻りしているのだよ。
P.S. 残業手当という給与体系も、低生産性の温床になっていると思いますよ。
給与は達成された結果に支払われないと。
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