監督: 大森立嗣
脚本: 大森立嗣
主演: 黒木華、樹木希林、多部未華子、鶴見辰吾、郡山冬果、鶴田真由
公開: 2018年
原作は、森下典子さんの自伝エッセイ『日日是好日-「お茶」が教えてくれた15のしあわせ-』。
主人公の典子の20歳からの24年間を、お茶のお稽古と重ねて描写している。
初めは、従姉の美智子が興味を持った”お茶”のお稽古に、典子も付き合っていくことになり・・・
もし、茶道を嗜まれている方が見れば、
より深く、お茶のお稽古での主人公の心情の描写が分かるのではないかと思います。
お稽古の時に目にする庭、掛物、花入、茶道具や、炉と風炉、装いの変化が、
日々の違い、音の違い、季節の移ろいを静かに映してくれる。
そして、稽古し、お茶をたてる亭主の変化が、とても重要な節(せつ)。
考えるのではなく、自然の流れに任せる。
予告編の最初に出てくるセリフが、この映画の最後に出てくる文言。
「世の中には、直ぐ分かるものと、直ぐ分からないものの二種類がある。
直ぐ分かるものは一度通り過ぎればそれでいい。
けれど、直ぐに分からないものは、長い時間をかけて少しずつ分かってくる。」
日本人として日本を語るなら、観ていてほしい映画ですね。
です。
P.S. 崇徳院ヴェストは、「日日是好日」を、
あるがままを良しとして受け入れる と受け取りました。
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