監督: 中田秀夫
脚本: 根本ノンジ
主演: 舘ひろし、黒木瞳、今井翼、広末涼子、
公開: 2018年
舘ひろしさんが、モントリオール世界映画祭最優秀男優賞を受賞した映画です。
この賞をもらったということで、とても観たいと思っていました。
で、主人公の田代壮介62歳は退職後どうするのか
崇徳院ヴェストは定年退職ではないですが、アーリーリタイアして無職です。
ミドフィフとして、映画の状況を身近に感じます。
ここで言う“終わる”って何でしょうか この映画のように考えるのも、ひとつ。
退職後、妻の世界観と自分のものの共通点がとても少なくなっていることに気付く。
自分の経歴が華々しいのだが、かえって邪魔をする。
リスクを背負うことは十分に理解していても、時代で変化しているリスクまでは見えない。
歳を重ねて求められることと、自分のしたいことの差を分かりたくない。
世間と迎合すると、自分が社会で埋没していくような寂しさが増す。
この映画では何とかハッピーエンドですが、
自分の生きていく軸が仕事でしかないと、映画の通り“退職”は生前葬になってしまうのでしょうね。
そんな哀愁を感じて、
です。 40代からの男性には、観てほしいです。
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