監督： 是枝裕和
脚本： 是枝裕和
主演： リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林、城桧吏、佐々木みゆ、松岡茉優
公開： ２０１８年
カンヌ映画祭で、パルム・ドールを受賞した日本映画。
年金詐欺や、幼児虐待、誘拐など、日陰になってしまった人生を、
ひとつの疑似家族に内包したら、こんなことも現実的かもしれない。
架空の話だけれど、今の日本の問題の一部が感じられる作品。
私には、ザラっとした感覚の描写。
この疑似家族の柱は、やはり柴田信代（安藤サクラ）だろう。
暴力で支配するのではなく、
世間からは押し出された者たちが、
おしくらまんじゅうをして、温め合おうという感じかな。
それでも、温かみというよりも、全体のザラっとした感覚は、
疑似家族員それぞれの危うい毎日からの棘のように思う。
追い出された者たちは、元の世界に戻れるのだろうか。
私の評価は 
です。
良い映画で勧められるけど、どこか、まだ遠慮している。
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