監督: チェリン・グラック
脚本: 鎌田哲郎、松尾浩道
主演: 唐沢寿明、小雪、ボリス・スジック、ツェザリ・ウカシェヴィチ、アグニシュカ・グロコウスカ
公開: 2015年
どこまで史実に忠実な映画なのかわからないのだが、
当時から20世紀が終わるまでの外務省が黙っていたことを考えると、
やはり彼の個人的決断がなければ、6千人ほどのユダヤ人の運命が、
とても難しい状況に追い込まれたであろうことは、想像に難くない。
彼の人柄を知る他の外交官達もいなければ、成り立たない事実でもあったらしい。
彼が岐阜県出身で、その岐阜にも(杉原千畝記念館、岐阜県加茂郡八百津町八百津1071)、
そして敦賀にも記念館(人道の港 敦賀ムゼウム、福井県敦賀市金ヶ崎町44-1)があるらしい。
脱出できた当事者や、縁者が今でも訪れることを考えると、
彼の決断の尊さがあり、称えられることが、その大きさを示しているのだろう。
運命とは、何なのだろう。
神のシナリオなのか、必然の時代と役目だったのだろうか。
彼は夢を、諦めざるをえなかった。
夢と引き換えだったのか、あの時代では、どのみち無理だったのか。
シンドラーと共に語り継がれるのだろう。
私の評価は ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ です。
映画になったことで、格段に後世に伝えやすくなったと思う。
そして、私もふたつの記念館を訪ねたいと思う。
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