監督: ネッド・ベンソン
脚本: ネッド・ベンソン
主演: ジェシカ・チャステイン、ジェームズ・マカヴォイ、イザベル・ユペール、ウィリアム・ハート
公開: 2015年
先週紹介した「ラブストーリーズ コナーの涙」と対(つい)になっている映画。
エリナーの視点から見た、コナーとエリナー夫婦の関係。
対になっているだけあって、この二本の映画を両方見ないと完結しない。
ストーリーとしては、両方を見ても完結するわけではないのだが。
もちろん、この脚本の中だけの話だけれど、現実に近い話だと思えるし、ある意味ありふれた日常。
思った通り、一番のすれ違いはコーディーのこと。 ほんの一瞬の出来事がすべてを打ち砕く。
どちらかが良くて、反対側が悪いということでもないが、母としての感情は強い。
例え顔が思い出せなくても、存在をなかったことには出来ない。
子供を失くしたことがあるカップルなら、十分過ぎるほど琴線に触れる。
やはり、男女の違いが必要であり、共有・共鳴できない部分があり、理由を求めても、
どこにも完璧な一致など無く、それは失ったことへの反応が深すぎて、誰も何も語れない。
娯楽映画だけど、男女の仲をこのように描いた映画が、もっと早くにあったらと願った。
もちろん、私の評価は ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ です。
話の流れだけを見れば、ここそこに転がっている珍しくもない話だけれど、
男女の考え・視点・生き方の優先順位の違いを、こういった形で見せるのは観客の為にあると思う。
自分が十分に大人だと思うなら、見ておくべき映画だと思う。
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