監督: ニコラス・ハイトナー
脚本: アラン・ベネット
主演: マギー・スミス、アレックス・ジェニングス
公開: 2016年
原題はThe Lady in the Van。 バン(車)の中で寝泊まりするホームレスのコメディ映画。
私には原題の方がしっくりきた。
で、映画が始まる部分に「ほとんど実話」とテロップがでる。
これは、この脚本を書いたベネット(劇作家)さんが体験したことが基になっているとのこと。
ということは、ベネットさんも職業柄か、親切過ぎるのか、他人の観察が本能の一部なのかな。
マリアなのか、マーガレットなのか、とにかくシェパードさんはとても偏屈。
PVではちょっぴり偏屈と説明があるけれど、
私にはイギリス特有のウィットなども織り交ぜて、
彼女の返事・もの言い、すべてが非常に屈折しているように聞こえた。
これは私の偏見だが、日本のホームレスの人達も似ているところがあって、
どこか偏屈で、社会から歓迎されない癖を持っている人が多いと感じている。
そして、人生と幸福について考えさせられた。 全体を見ればコメディなのだけれどね。
終始笑えるような映画ではないし、大爆笑もないコメディ。
これがイギリス風なのかな。
世の中、本当に色々な生き方の人達がいる。
私の評価は ☆ ☆ です。 イギリス(特にロンドン)の風土が分かっていないとあまり面白くないと思う。
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