監督: ラース・フォン・トリアー
脚本: ラース・フォン・トリアー
主演: ビョーク、カトリーヌ・ドヌーヴ、デヴィッド・モース、ピーター・ストーメア
公開: 2000年
これもミュージカルなのだろう。
とても暗いミュージカル。 こんな悲しいミュージカルは初めて観た。
公開時から、有名だった映画。 漏れ聞こえる評価・印象から、観るのを躊躇ってきた。
正直、観るのが怖かった。
セルマと対面するために、15年以上必要だった。
何処で歯車が狂ったのだろう。 どうして、こんなにまで狂ってしまったのだろう。
これを運命と呼ぶのなら、そのさじ加減は誰の手に
悲劇であるが、現実社会では、これ以上の悲劇がここそこにあり、
それをほとんどの人は知らないし、見たとしても知ろうとしない。
セルマの歌声は、どこに届いたのだろうか。
悲しい終わり方の映画。 ただ救いは、セルマの望みは叶ったであろう描写。
107歩先にあった心をえぐる葛藤は、本当のところ、誰にも分からない。
私の評価は☆☆☆。 何故なら、映画が訴えたいことだと感じたことが、誰も元気づけないだろうから。
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