監督:ウベルト・パゾリーニ
脚本:ウベルト・パゾリーニ
主演:エディ・マーサン
公開:2015年
まったくの私感だが、この映画は世界で10本の指に入るキャスティングの妙を見せてくれる。
主演のエディ・マーサンさん、以前見た「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」にも出演。
その映画では、主人公の高校時代の友達の一人で、目立たない役だった。
で、本当に目立たない。
しかし、この映画ではこれ以上の配役はこの世に存在しないのではと思える。
この職務からしてとても地味な公務員役、ジョン・メイ。
本当に実在しているように感じる。
そして彼の実直さと責任感。 とても共感するし、有り難いと思える。
多くの人に見てほしい映画。
「おくりびと」とは違うけれど、死者への敬いと悼む心。
太古の昔、死者へ花を手向けた原点に近いように思える。
まったくの赤の他人である人達、そして様々な理由で親族等に葬式をしてもらえない人達。
ジョンは、そんな人達が安らかに永眠できる手助けを心の底から自然に行っている。
多くの人に見てほしいので、☆☆☆☆☆です。
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