監督: デミアン・チャゼル
脚本: デミアン・チャゼル
主演: マイルズ・テラー、J・K・シモンズ
公開: 2015年
この映画を見るかどうかは、大きく嗜好が影響する。
音楽院、ジャズ、ドラム、そこに特化した脚本。
だからたぶん、見る人は少ないんじゃないかな。
私は大学時代にロックバンドでドラム打って、
ライブハウスなどまわりながらプロになりたいと活動していたから、
もうこの映画のストーリーに期待が大きかった。
この映画が見せるようなところまで追い込まなかったけれど、
オーディションや、誰かスカウトの目に留まるかもという緊張感を昨日のように思い出した。
こういう戦いなんだよね。
ボクシングのように勝敗がハッキリしないところも多々ある。
この映画のような正確な腕があるなら、スタジオミュージシャン。もう折り紙つき。
バンドとして売れたいなら、腕が良ければ、それにこしたことないけれど、
「華」が必要。何かオーラとか、独自性、それと時代との相性。
ただ、映画での教授の指導法が・・・・・・
最終場面、私の望んだ背景としてあってほしいもの。
それは、音楽を愛し、魂が音楽でできているような人達は、
どんな邪心があっても、最高の音楽を邪魔できないし、
その瞬間だけは、純粋であってほしい。
映画の評価は☆☆☆☆。 この映画見て音楽嫌いになる人が増えたら嫌だ。
P.S. おまけのショート・フィルムを見ると、役者って凄いと改めて感じさせられた。
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