監督: ジョシュ・ブーン
脚本: スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェバー
主演: シャイリーン・ウッドリー、アンセル・エルゴート
公開: 2015年
原作は、ジョン・グリーンの小説「さよならを待つふたりのために」。
若い二人は出会ったとき、既にお互いに骨肉腫や癌で、もう余命を意識しない時間などない状況。
二人は、ある本をキッカケにその距離を縮めていく。
ガスは彼女の中に何を見て、ヘイゼルは彼の内面から何を感じたのだろうか。
ガスとヘイゼルの間のラブ・ストーリーは、死によって一応の終止符がつく。
ただ、短い時間を意識しなければならないお互いであれば、その密度が語る気高さ。
この脚本に評論家の評価は高いらしいけど、私にすれば背景からすべて織り込み済みと感じる。
だから、期待の方が大きくて見終わった後、「実話には勝てないね」。
私の評価は☆☆☆の普通。
見て損はないけど、泣くような場面や感動はなかった。