監督:武正晴
脚本:足立紳
主演:安藤サクラ、新井浩文、松浦慎一郎
公開:2014年
この映画、万人受けしないと思います。
だから、一般的に恋愛映画として評価は☆☆かな。いや☆

しかし、私には☆☆☆☆☆です。ツボにはまった。
主人公、一子がボクシングを始めるところから、もうがぶり寄り。
恋愛映画なんだけれど、私にはボクシング映画で、軽くロッキーを超えた

自分を重ねることが出来る部分が多かったからかな。
一子を演じる安藤サクラさん、中学時代ボクシングジムに通ってたらしい。
ボクシングの練習シーン、超本格的。 確かに、付け焼刃でここまではできない。
それから、トレーナー役の人(松浦慎一郎、ジムのオーナーじゃないよ)の演技がとてもよかった。
試合のシーンは、お約束が多いのと、相手役があっての部分だから、
嘘っぽく(興奮が冷める)なるのは仕方ないけど。
しかし、試合に臨むシーン、リングに上がるまで感情移入が止まらなかった。
そして、はたと気が付いたのはボクシングする人の共通点。
それは何処かがとても不器用だし、何処かぎこちなく生きていてる。
亡くなった高倉健さんもボクシングをしていたらしいし、彼が言った「不器用ですから」そのもの。
私も思い当るところが・・・・・・
話を映画に戻して。
ラストシーンの一子の台詞に泣いちゃいましたね。
負けたことがある人なら、凄く共感できるんじゃないかな。
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