会社を辞める理由の一番が、直属の上司との問題らしい。
確かに、仕事内容や功績・成績の評価も大きな部分ではあるが、
人間関係、特に直属上司とうまくいかないと仕事したくなくなる。
サラリーマンカテゴリーのブログ記事を読ませていただいていると、
多くのブロガーさんが、仕事の愚痴、特に上司について書いている。
上から目線と言われるだろうけれど、
会社の管理職も含めた社員教育とか、文化、規則などと比例するところが大きいとも感じる。
まぁ、上司になれる基準・選別自体に問題があるように見えるし、
ブログで書かれていることが事実だとすると、フィードバックの方法を学んでいない。
私情と仕事の評価を分離できていない初歩的な内容や、
仕事には何が求められていて、どのように評価をされるかの理解を共有していない。
個人の役割、部員の一人としての役割、利用できるもの・できないもの、
仕事や計画の全体像、そんなことを共有しようともしていない。
「仕事は見て覚えろ」とか、「先輩・上司の言うことを聞け」しか言わない上司は、
自分の仕事ができていない(放棄)のと同じだし、自分も全体像が分かってないのかも。
それに人を育てるなんて考えが、爪の先程もないのだろう。
不出来な上司ほど、自分の地位を脅かす優秀な部下を恐れるし。
まぁ、共有しない方が後で勝手に上司の判断で好きなようにできるからかね。
硬い言葉で書いたが、単純作業であれ、億単位のプロジェクト管理であれ、
共有すべき要点の理解は同じ。
この仮説が当たっているとすると、上手くいかなくて当然だと思う。
あるジムのTVCMじゃないが、大きな結果にコミットしなければならないのは上司の方。
そのジムに例えると、お客さんが部下で、トレーナーが上司。
ここでの部下は自発的に求める体重・体型があって、本当の仕事とは違うけれど。
しかし、上司がその要望を受けた以上、必要な運動、期間、食事について計算し、
達成可能な計画に置き換え、部下に提示し、部下の理解(同意)を確認して、
必要な補助や指導を、適切な時期に、適切な方法で与える。
ここで、部下のヤル気を削いでしまってはダメなのは当然(まぁ、ジムのお客さんだからね)。
間接的に目標達成する方が、難しいのだ。
簡略化するにはちょっと無理があるけれど、こんな感じが理想的。
勿論、ブログの大多数は部下の側から書かれたもの。
上司のフィードバックがあまりに酷いと書かれていることがほとんど。
しかし、部下の側に(も)問題があるように感じられるブログ記事も。
うがった見方をすれば、故意にキツイ・理不尽なフィードバックを、
不適切な方法(パワハラすれすれ

面白いのは、上司の側から書かれている愚痴のブログ記事がほとんどないこと。
例えば、ある部下があまりにも仕事が出来なくて、他の部員も困っている。
再教育や指導も効果が続かないし、自主退職へ誘導したいが、
当の本人は、そういった状況の労働法や判例をよく知っていて手が付けられない、
そんな内容のブログ記事、まだ出会ったことがない。
上司の皆さんで、こんな愚痴を書いた人いませんか

是非、読ませてください

このブログオーナーのホーム・ページ
