監督:フィル・アルデン・ロビンソン
脚本:ダニエル・タプリッツ
主演:ロビン・ウィリアムズ、ミラ・クニス
公開:2015年
ロビン・ウィリアムズさんの最後の出演作品になってしまった映画。
そんなこともあって、笑うべき場面でも笑えない。
この映画を撮影しているとき、彼は何を感じ、何を考えていたのだろうか。
あらすじは表題の通り、脳動脈瘤があり、医師に余命が90分しかないと言われた男がどうするか。
ウィリアムズさんのことがなくても、考えさせられる設定。
普段、普通に生きている人は、何の不安もなく明日が来ると確信しているというか、疑問にも思わない。
故スティーブ・ジョブス師が「今日が人生最後の日でも、今日しようと考えていたことをするか」と、
鏡に向かって自分に問いかけていたことは有名。
彼は膵臓癌で弱っていくときに、何を感じ、何を考え、何をしたいと思っていたんだろうか。
90分というのは、人生を閉じるには少な過ぎる時間かもしれない。
しかし現実には、事故で亡くなるような場合、考える暇もないほどの短時間で死ぬかもしれない。
また命はなくさなくても、自分の一部、声や腕、足、聴力、視力を時間の問題でなくす状況になれば。
こんな脚本・台本が、ウィリアムズさんに影響を与えたのだろうか。
小さい自分に気付くのは、そんな人生を振り返らなければならない状況しかないのかも。
私の評価は☆☆☆です。
コメディとしても、ドラマとしても、ウィリアムズさんに頼り過ぎた。
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