監督: 落合賢
脚本:大野裕之
主演:福本清三、山本千尋、萬田久子、小林稔侍、松方弘樹
公開:2014年
徹頭徹尾東映。
そして上から目線で途轍もなく失礼ですが、功労賞的な映画。
しかし時代劇をよく見ていた人なら、福本さんがこんなに有名になる前から、福本さんを知っていたはず。
福本清三という名を知らなくても、彼の顔に見覚えがある人が多いのでは。
時代の趨勢、時代劇、チャンバラの数がとても少なくなってしまったのは事実。
ヨーロッパ舞台の映画でも、剣術が登場する映画は激減しているし。
映画やTV番組は流行を作るときもあるが、流行から外れていくことも時代。
全編に亘って感じたのは、「哀愁」。
そう、演出・出演者・セット・カメラワーク・脚本・音楽・効果、そして演技、どれを見ても「哀愁」。
それが監督が意図したことなら最高の出来だと思う。
ただ1時間40分を切り取ることを考えると評価は☆☆かな。