監督:周防正行
脚本:周防正行
主演:草刈民代、役所広司、大沢たかお
公開:2012年
原作は、朔立木さんの小説。
下敷きになった事件は、1998年の川崎協同病院事件。
病気で重篤になった時、終末医療はどうあるべきなのか。
安楽死、尊厳死、自殺幇助、殺人・・・・・・
正誤を語るには医療についても法律についても素人なので、やめておく。
やはり、この映画の見どころは、医師折井綾乃と検事塚原透の、
取り調べ中、お互いプロとしての意見を戦わせる部分だろうと思う。
情にほだされやすい方なら、検事を悪役と見るのではないだろうか。
私には、お互い、職業として選んだ道に忠実な、仕事を誇ってよい人達。
それぞれに選んだ職業が、このシナリオでは対立してしまう、哀しいけれど。
隣国の言う「法治国家」であるためには、常に基準を法に求める。
情というものを、取り除かなければならない世界。
しかし、最終決定に情というものが影響しないわけでもない。
あまり書き続けるとネタばれが増えるのでこの辺りで。
私の評価は☆☆☆☆☆です。 もう何回か、見るでしょう。
P.S. あの「6時の約束」がなんだったのか、気になり続けている。
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