監督: 谷口正晃
脚本: 菅野友恵
主演: 仲里依紗、中尾明慶、安田成美
公開: 2010年
時をかける少女といえば、どうしても原田知世さんを思い出してしまう世代です。
しかし、この映画は仲里依紗さん主演で2010年に公開された新しい方の映画です。
タイプリープ

過去や未来へ行けるSF映画って、結構多いですよね。
この映画でも脚本のキモだけど、科学的なことなんて考えなくていいです。
1974年に行ったときに主人公あかりが会った人たちの記憶は全部大丈夫

面倒なことを考えると、この映画の本筋から離れてしまいます。
話は、単純、哀しい青春恋愛ドラマ。
主人公を演じた仲里依紗さんと中尾明慶さんが結婚するキッカケになった映画でもありますね。
そう見ると、それはそれで映画の幅が広がりますけど。
ネタバレになりますけど、記憶を消すことが誤魔化す嘘よりもいいのかもって。
原田さんの映画からは27年後の世界。
現実に母娘で、こんな時空を超えた恋に翻弄されるなんてのがあったら、
運命っていう言葉の定義をどこまで広げたらいいのかって悩みます。(笑
映画ですから演出ですけど、知らないはずの音のない映画を見て涙するのは、
愛とか恋というものが、記憶などという機能を超越する何か、
自分なのに自分じゃない、制御できない大きなものがあるからってことでしょうか。
74年の情景が私にとって懐かしいことを含めて、☆☆☆です。
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