監督: ヘンリー=アレックス・ルビン
脚本: アンドリュー・スターン
主演: ジェイソン・ベイトマン、コリン・フォード、アンドレア・ライズブロー、アレクサンダー・スカルスガルド
公開: 2014年
シリアスなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)社会ドラマです。
大きく3つのSNSが発端になった事件が描かれていて、それぞれが繋がっています。
そう、繋がっているんです。
しかし、映画タイトルのディス/コネクトの意味は、繋がらない、非接続、切断、絶縁。
ちょっとネタバレに近くなりますが、3つの事件は、



そして、それぞれの繋がりとは、
①のTV局の顧問弁護士が②の自殺未遂高校生の父親。
②のイジメをした高校生の父親が③のクレジット詐欺の調査を頼まれた元警官の探偵。
そういう繋がりがあります。
SNSでの繋がりが犯罪になってしまうのですが、それを解決しようとする実社会の繋がりは、
それぞれの社会的束縛で効果的でなく、時間が掛かり、繋がらない。
皮肉です。 多分、これが映画タイトルの意味だと思います。
悪い意味で現実社会は繋がっていない。
とてもシリアスなドラマで、結末も現実的です。
好きな俳優の一人、ジェイソン・ベントマンさんがイジメ被害の父親で弁護士役ですが、
全く笑いの要素はありません。 一挙手一投足シリアスです。
2012年当時(映画製作年)のネット社会のドラマとして、☆☆☆☆☆です。
将来、もっと充実したネット社会になったときに見直してみたい映画になるかも。
このブログのSNSのひとつですが、これくらい怖い側面があることも頭の隅においておいて下さい。