監督: 是枝裕和
脚本: 是枝裕和
主演: ペ・ドゥナ、板尾創路、ARATA
公開: 2009年
ブログで繋がったゆーぼーさんに教えてもらった映画です。 見てみました。
色んな見方が出来る映画だと思います。
しかし、タイトルの見せ方が監督兼脚本の見せたい内容を文字通り表現しているのかと。
主人公がラブドールということで、そういう描写を嫌う人にはお勧めはしませんが、
内容は人の存在を描写することに主眼がありそうです。
原作は、業田 良家さんの漫画。
キーワードは、「心」、「代用品」、「燃えるゴミ」、「燃えないゴミ」、そして「死」。
ちょっと似ている映画に「ラースと、その彼女」がありますが、視点が全く違います。
人間側からの観察なのか、人形側からの観察なのか。
原作の漫画を読んでいないので原作の訴えたいことは全く分かっていないのですが、
映画を見る限りは、中途半端という感じがどうしてもぬぐえません。
私の思う「魂」は何処にあるのか、どうあるのかがハッキリとしない。
一番印象に残っているのは主人公のペ・ドゥナさんの演技。
彼女を抜擢したことがこの映画の「魂」だと思う。
私の評価は☆☆☆です。
理由は、見る人によって評価が大きく違うだろうし、終わり方への繋がりが短絡的のようで。