監督: 三木孝浩
脚本: 吉田智子
主演: 生田斗真、吉高由里子
公開: 2012年
原作は小畑友紀さんの恋愛漫画。
すいません、原作漫画を読んだことないんです。
だから素直に映画として見たところ、とても日本を感じた。
映画は前編と後編に分かれていて、それぞれ2時間あります。
舞台は釧路と札幌と東京で、こんな恋愛感は日本にしかないかも。
まぁホント、見てると自分の高校・大学時代を嫌でも思い出す。
主人公の「矢野元晴」のように、モテたわけでも、カッコいいわけでもないけれど。
私から見ると、この物語の重要人物は主人公の二人以上に、「山本」と「竹内」。
特に「竹内」君は存在が爽やかで、とてもいい人、いい人過ぎ。
「山本」さんの存在は、ストーリーの大きな背後霊()かな。
そして、こんなに複雑で面倒な背景のある主人公って、大変だろうなと思う。
母のこと、父のこと、元恋人のこと、元恋人の妹のこと、そして自分のこと。
振り回されないわけにはいかない運命的な組み合わせ。
そんな背景がいろんなところで顔を出すんだけれど、
ほとんど、こうなったら嫌だな~とか、こんなことになるんじゃないかという予想(期待)を、
良くも悪くも裏切ってくれない
筋が読みやすいといえば、その通り。
で、ネタバレになりますが、ハッピーエンドです。
後編を見始めて1時間くらいのところから、ハッピーエンドを望んでいる自分に気づきました。
原作を知らないのに生意気ですが、こんな日本らしい恋愛感が心地よかった。
吉高さんの「高橋」演技が良かったのかな。
評価は☆☆☆☆☆です。
まどろっこしい話が嫌いな人には向かないでしょうけれど。