監督: 是枝裕和
脚本: 是枝裕和
主演: 福山雅治、尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキー
公開: 2013年
やはり、子供がいるか・いないかで感情移入が全く違う映画だと思う。
映画だから、コントラストがハッキリした脚本。
しかし、親と子の心はハッキリ割り切れるものではない。
エリートサラリーマンの家庭と、細々と続けている電気屋の家庭。
レクサスLSと、軽のワンボックス。
有名小学校へのお受験の一人っ子と、料理を分け合う3兄妹。
亭主関白と、尻に敷かれる夫。
馬鹿でも分かるコントラスト。
現実にもある取り違え。 母なら分かるというのも酷な期待・思い込み。
血の繋がりが、過ごした時間を凌駕するという世間の目。
親子とは何かを静かに問いかける。 しかし、明確な答えは誰も持っていない。
私の評価は☆☆☆☆
論理的に考えることを拒む、本能とは何か。
