監督: クリント・イーストウッド
脚本: アンソニー・ペッカム
主演: モーガン・フリーマン、マット・デイモン
公開: 2010年
去年、2013年の暮れ、ネルソン・マンデラ氏は永眠されました。
この映画は実話を基にしています。
これは映画ですから綺麗事ばかりを並べて、いいように脚色いるようにも見えます。
しかし疑えば、故マンデラ氏はナショナルラグビーチームのスプリングボクスを政治的に利用したと。
この映画のタイトルは、以下の詩、故マンデラ氏が刑務所で心の支えとした詩から付けられた。
インビクタス -負けざる者たち-
ウィリアム・アーネスト・ヘンリー
私を覆う漆黒の夜
鉄格子にひそむ奈落の闇
私はあらゆる神に感謝する
我が魂が征服されぬことを
無惨な状況においてさえ
私はひるみも叫びもしなかった
運命に打ちのめされ
頭(こうべ)が血を流しても
決して屈服はしない
激しい怒りと涙の彼方に
恐ろしい死が浮かび上がる
だが、長きにわたる脅しを受けてなを
私は何ひとつ恐れはしない
門がいかに狭かろうと
いかなる罰に苦しめられようと
私が我が運命の支配者
私が我が魂の指揮官なのだ
たとえ彼が使える全てを政治的に利用したとしても、
それは南アフリカという国をアパルトヘイトの呪縛から解き放ち、全ての国民をまとめ、
国としての価値を高め、世界に誇れる国にするためだったと思う。
その意志の強さがなければ、今の南アフリカがないのは現状を見れば明らかではないか。
そして、許すことが出来る寛大さを思い知らせる。自分が子供で、小さいことを恥じる。
この映画を映画館で見なかったのが悔やまれる。
正直皆さんに見て頂きたい映画です。
私の評価は星5つを超える☆☆☆☆☆☆です。