子:ねえお父さん、行政書士の資格の勉強をしていて気になったんだけど、工場の「建物」と「機械」をセットで借金のカタ(抵当権)にしているとき、その機械が勝手に外に持ち出されたらどうなるの?


親:それは銀行(抵当権者)が大慌てするシチュエーションだね。結論から言うと、銀行は持ち出した人に対して「元の工場に戻しなさい!」って言えるんだよ。


子:へえ!「泥棒!その機械を銀行によこせ!」とは言えないの?


親:そこが試験にでる重要ポイント!銀行はあくまでお金を貸しているだけで、その機械の持ち主ではないからね。「俺にくれ」ではなく、「元の場所(工場)に返しなさい」としか言えないルールなんだ。


子:なるほど、元のセットの状態に戻せってことか。じゃあ、もし持ち出された機械が、どこかのお店で別の人に売られちゃったらどうなるの?


親:そこが怖いところでね。もしその機械を、事情を何も知らない一般の人がお店で買っちゃったら、法律(即時取得)によって買った人のものになっちゃうんだ。そうなると、銀行でももう「返せ」とは言えなくなる。


子:じゃあ、銀行としては他人に売られちゃう前に、急いで「工場に戻せ!」って言わなきゃいけないんだね。


親:その通り!① 機械は建物とセット扱い② 勝手に持ち出されたら「元の工場に戻せ」と言える③ 他人の手に渡ったら(即時取得されたら)取り返せないこの3つを覚えておくとバッチリだよ!