繰下げ受給のデメリット
<生活費の確保が必要>
デメリットという表現がよいか分かりませんが、繰り下げるという事は、貰える年金を貰わずに生活をするという事です。
繰り下げる年齢までの生活費を確保する必要があります。
<加給年金が貰えない?>
65歳未満の配偶者や一定の年齢以下の子供がいる方は注意!
加給年金とは、厚生年金保険の加入期間が、20年以上の人が65歳になったときに、その人に生計を維持してもらっている65歳未満の配偶者や一定の年齢以下の子供がいると支給される年金の事です。
その加給年金が、厚生年金を繰り下げると貰えなくなります![]()
繰り下げ受給で増える金額と、加給年金の合計金額を比較して、どっちがお得かをよく検討して下さい。
加給年金は年額で下記の通り
配偶者…388,900円
子供(2人目まで)…1人223,800円
子供(3人目以降)…1人74,600円
<税金や社会保険の支払いが増える>
年金受給額が多い人ほど注意!
年間の受給金額が少なければ、税金は発生せず、社会保険料も少なくてすみますが、繰下げ受給によって年金受給額が多くなった場合、税金と社会保険料の支払いが増えてしまい、結果的にとして年金手取額が思いの外増えなかったという事もあります。
※年金は雑所得になります。
<長生きしないと損になる>
損か得かという話ではないかもしれませんが、繰下げ受給を選択して、年金を受け取らなかったのに、いよいよ増額された年金を受け取れると思ったら、受給開始してからそんなに長生きしなかった…
そんな場合は、早めに年金受給を開始していたほうが、貰った年金の合計額が多かったという事になります。
(こればかりは結果論になってしまいますが)
さて、では繰下げをした後に何歳まで生きれば元を取れるのか?
通常の65歳から受給した場合と、繰下げて70歳から受給した場合を比較すると、70歳から受給した方がお得になる年齢は81歳です。
平均寿命が男女共に81歳は超えているので、繰下げによる増額率42%を狙うという選択肢もありかもしれませんね。
ここからは、参考になりそうな色々な数値データを書いておきます
老後生活を検討するにあたって、参考までにいくつかの数値データを紹介します。
男性の平均寿命…81.64歳
女性の平均寿命…87.74歳
※厚生労働省の「令和2年の簡易生命表」より
65歳以上の夫婦のみの無職世帯の消費支出
…約22万円(1ヶ月)
65歳以上の単身無職世帯の消費支出
…約13万円(1ヶ月)
※総務省統計局「家計調査 家計収支編」より
厚生年金保険受給権者の平均年金月額
男性…16万3380円
女性…10万4686円
※厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業年報」より
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ハッピーハロウィンですね🎃
仕事でいただきました♪
ありがとう😊
(追伸2023.11.2)
そうそう、老後生活では長く働く→収入の確保
をはじめ、医療費削減など「健康への投資が大切」だとお伝えしています。
今日、ちょうど仕事仲間と腰痛の話をしたのですが、それで腰に意識がいったのか、先週末に30キロのお米を何袋も運んだ影響か、今腰痛が出てきました![]()
そしたら知人がYouTubeで興味ある内容をトークしていました。
紹介しておきます↓
皆さん身体も大切にしてよい連休を👋



