株価、債券、金利
それぞれ上下しますが、これらの関連性って、分かりにくいと感じる人も多いみたいです。
最近「米国の10年国債の利回りって、どんな影響があるの?」という質問を受けました。
あまり細かいところまで説明するとかえって解りにくくなるので、ポイントとなる部分を簡単に説明したのですが、せっかくなのでおさらいの意味で今回の投稿のテーマにさせていただきました。
まず、米国の金利が上がる=ドル高となります。
日本の円は金利が上がっていません。近年低金利が続いています。
投資家は資金を円ではなく、金利の高いドルで運用しようと考え、円は売られてドルが買われ、このため「円安・ドル高」となります。
ドル高が進むと新興国から資金が米国に流出して、新興国は経済活動などの面でダメージを受けてしまいます。
(先程の日本円が売られてドルが買われる様な状態が、新興国で起こるのです)
特に新興国はもともとドル建てで多くの借金をしているケースが多いですから、ドル高は借金返済の面でも難しくなり経済的ダメージを受けてしまいます。
米国の金利上昇は、米国内の家計消費にも影響を与えます。
金利が上がれば家計消費が悪化しますが、実は米国の家計消費は日本とは比較にならないほど、ローンへの依存度が高く、金利上昇による家計消費の悪化は、顕著に現れやすいのです。
さらにいうと、米国の家計消費は世界各国の輸出にも影響します。
米国は貿易赤字である事は、以前にトランプさんが問題として取り上げていましたから、既に皆さんもご存知だと思いますが、輸出<輸入の状態ということは、様々な国が米国向けに輸出を行っているという事です。
米国の家計消費の悪化→各国の輸出(米国向け)の減退→世界の景気後退の要因になる。
という影響があります。
もう一つ、先程のドル高の件、自国通貨安となった国は輸入代金が上がり、原材料やエネルギー源に乏しく輸入に頼っている国は、これらの価格高騰による経済ダメージも大きくなります。
かなり大まかな説明でしたが、おさえておきたいポイントはしっかりと説明できたのではと思います
土日と2連休でしたが、ひたすら寝まくりました。急に暑くなり疲れていたのでしょうか?
心身共にゆっくり休めて、かなり元気な状態で今ブログを書いています。
明日からまた1週間頑張りましょう。
今日も投稿を読んでいただきありがとうございました
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