sammy marine service 修理編シリーズ

今回の依頼修理内容は

今回の修理 沖でのエンスト その後 スターターロープを何度も引いては 初爆 (エンジンが始動しようとする 数回の爆発の事)はあるが エンジン始動にはならない症状です

sammyちゃん 内燃機関には ここ20年以上 の経験がありますから お任せ下さい

皆さんだったら 何があやしいと思いますか?

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内燃機関 (エンジン)の円滑な作動には

1.良い圧縮
2.良い混合気
3.良い火花

と今も昔も変化はありません

この要素の中でひとつでも欠けると エンジンは円滑には動かなくなってしまいます

トーハツ9.8M このモデルは長い歴史ある船外機で 6馬力 8馬力 9.8馬力 全部同じエンジンです 2サイクルエンジンはもう売ってないから最近は4サイクルを購入する方が非常に多いですね

実はまだ販売していまーす

また 部品供給も全国規模で 2サイクル船外機は使われておりますので 今後も継続生産して行く事でしょう

カートップボートでは あの重量が障害となります

船外機の設置する際に重いと苦労する

スターンヘビーとなり 滑走しづらくなる

砂浜ゲレンデでは大変

整備性が悪い

一例を見ると トーハツ9.8馬力 2サイクル船外機 S足 26kg

トーハツ MFS 4サイクル9.8馬力 4サイクル9.8馬力の中では最軽量のモデルだけど約40kg

元々 ボート自体が軽量設計で可搬する為の設計に 重い船外機は釣り合いが取れないのかも知れませんね

話がそれました。。 元の話にもどしますね

要するに 可搬ボートは軽量こそ命なので 私の周りには2サイクル船外機仲間が非常に多いです

故障探求開始します

リコイルスターターの引っ張りで圧縮圧力は十分だと判断 コンプレッションゲージでの測定はショートカット

続いて ちゃんと 燃料はキャブレターまで来ているのかな?燃焼室へと霧化燃料は来ているかな? のチェックです

船外機とプライマリーホースを接続して 燃料タンクも接続

燃料を船外機へと圧送するプライマリーポンプをシュポシュポします キャブレターまで燃料が満たされるとプライマリーポンプはカチカチとなり 燃料ラインのエア抜きが完了する訳なのだが カチカチにならないぞ!!

プライマリーポンプの前後についているワンウェイバルブ不良かな? カチカチにならないプライマリーポンプをシュポシュポしながら キャブレターのドレンボルトを開けます

燃料は圧送されてきません

当然燃料が来なければ エンジンは作動しませんよね!?

さて 燃料ラインの分解を開始しますか!!

ビンゴです ホース内部にはゴミ満タン プライマリーポンプワンウェイバルブにはハンパじゃない量のゴミが、、、



どうやら 古い混合ガソリンがホース内で新しい混合ガソリンと反応して凝固物体を形成させてしまい プライマリーポンプのワンウェイ と 出口のチャックと燃料ポンプのチャック キャブレターの脇に取り付いている燃料ポンプのワンウェイバルブにもゴミが 燃料フィルターからキャブレター各種パート ギッシリのゴミ 気持ちいいくらい詰まっていたのを全部清掃 気持ちいい程 好調になりましたよ!!


今回は細かい写真がなかったけど 次回から 船外機整備編 もう少し詳細写真を載せますね!!

釣り仲間から どんどん 修理依頼入っています

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