今週の金曜日、9/13は十五夜ですが、2019年で最も小さいってご存知ですか?。
でも、タイトルに「?」が…。それは、マイクロムーンは天文用語ではなく、定義が曖昧だからです。今年は十五夜の前後が最小(即ち「極小」)で、2019年に限ればマイクロムーンには違いないのですが、それでも2通りあります。
- 十五夜の9/13の月齢は約14、満月は翌日9/14 ⇒ マイクロムーンは満月の9/14
- 2019年で月が最も遠ざかるのは9/13 ⇒ マイクロムーンは十五夜の9/13
まあ、9/13も9/14も距離は殆ど同じですし、定義も曖昧ですから、晴れるかどうかの方が気になりますね。
ちなみに、2019年のスーパームーンは、最接近が2/19、満月が2/20でした。マイクロムーンと比べて、大きさ(例えば直径)は約14%増し、面積は約30%大きいですが、明るさの等級差は0.3未満、違いの実感は難しいです。
でも実は、実感できる現象はあるんです。満月ではなく新月に起きるんですが、皆既日食と金環日食、2012年5月の金環日食は記憶に新しいでしょう。これは、太陽と月の視野角がほぼ同じと言う偶然に、公転軌道と月の軌道の扁平率(楕円の程度)の差が重なった産物ですが、月食と違って見える範囲が狭いのもレア感があります。
●十五夜は満月じゃない?
ここまで書いたら、「満月は翌日9/14」はスルーできませんね。
陰暦では、新月(の瞬間)を含む日が1日、15日はその14日後です。一方、新月から満月(の瞬間)までは、平均14日と18時間程度です。
平均的なケースでは、例えば、ある陰暦8月の新月が1:00なら、満月は十五夜の月の出過ぎの19:00頃です。一方、新月が7:00なら、満月は十五夜ではなく、16日になった直後の1:00頃です。即ち、十五夜が満月になるのは、概ね新月が0:00~6:00、約4年に1回で、満月は十五夜の翌日の方が多いんです。
今年もこの例に違わず、新月は8/30の19:37、満月は十五夜の翌日9/14の13:33です。
尚、ここまではあくまで平均ですが、月の楕円軌道によって、大きさだけでなく、新月から満月までの期間も13.9~15.7日の範囲で変動します(一周すると相殺されて変動範囲は29.3~29.8日と小さくなります)。ですので、ごく稀に十五夜の前日や翌々日が満月になる年もあるんですよ。