それは、MCがTV番組内のコーナー名と担当を紹介した後の担当の挨拶です。
週に3日の勤務に加えリモート率も高く、「目覚めた時が起床時」の日々の中、久々の出社でTVを見ながら支度中の私は、その言葉が気になり頭から離れなくなりました。
ありふれた挨拶ことばですが状況を加味すると、社交儀礼にしては違和感を感じます。MCの紹介の受け答えなら「皆さん」は不要じゃないのか、「皆さん」を付けて何をお願いしようとしているんだろう、等々。
気になったので、他のTV番組も意識して見てみました。
- 番組自体:ほぼ全てで、MCが冒頭付近で「おはようございます」などと挨拶。
- MCが紹介しないコーナー:担当がコーナー名を宣言したり、「ここからは○○がお伝えします」、MCがコーナー名だけ告げた場合は「○○です」など、担当が紹介するケースが多い。
- MCが紹介するコーナー:意外と多いのが、挨拶無し、一礼だけ、紹介に「はい」だけのケース。視聴者に「おはようございます」、MCに「よろしくお願いします」も散見されますが、収集した範囲で「皆さん」を付ける方はいませんでした。
違和感の代表例と言えば、続く感謝や謝罪などの省略を暗示した「どうも」だけや、同様の前置きを省略した「すみません」などがあります。でも、今回のケースはこれらとは明らかに違います。
今週も同じ挨拶が続いているので、TV局には特に意見は寄せられていないのかも知れません。と言うことは、最近の若者言葉について行けない私の古い感覚のなせる業か、それとも、ロックオンしてしまった私は術中に陥ったのか(笑)。