「今日は人間ドック、何もしない日にしよう」、ドックが終わるまではそう思っていました。で、午前中の日差しで暖まった部屋、不規則に動き始めた雲を眺めながらウトウトしていたら、選挙カーに起こされちゃいました。
政見などをアピールしている候補もいますが、選挙カーが近づいて遠ざかるまでは長くても数十秒、その間に聞こえるのはごく一部。断片だけを聞かされても、内容なんて分かる筈はありません。そもそも、走行中に認められているのは連呼だけで、その連呼すら原則は禁止の筈。でも、そこは曖昧日本の面目躍如、「原則」よろしく、連呼する名前を修飾する長~い文言のつもりなんでしょうか?。と、ここまでは善意の解釈。
同様に感じている方は確実にいますよね、無駄に多い連呼や内容不明な拡声は、騒音以外の何物でもありません。名前の周知しか意識にないから連呼するのか、住民にどの様に聞こえているかすらイメージできないから文言が長いのか。悪意に解釈すれば(悪意じゃなくても?)、日頃から有権者なんて全く眼中にない証拠。むしろ、連呼し過ぎの方が未だマシ、最悪は名前が分からないまま通り過ぎるケース。思わず外に飛び出して名前を確認しちゃいましたよ、投票候補から除外するために(怒)。
街頭演説なども騒音と感じる方がいるでしょうが、有権者に選択肢が与えられている点で私は肯定的な立場です。でも、走行中の拡声は問答無用、過剰な連呼か尻切れトンボかの両極端、ウンザリを通り越して投票候補から除外するだけでは腹の虫が治まりません。その度にマイナス投票できればと思いますが、否認票って他の有権者の信任票への干渉でもあります。組織的な合戦やネガティブキャンペーンなどを誘発しやすく、無害なだけで無益な候補が当選する懸念も拭えません。副作用を抑える、何か良い方法はないものでしょうか?。
前半でこの状況ですから気が重い後半、今回は休日に外出を予定すれば回避できますが、問題は定年後。選挙期間中の毎日、しかも終日を外で過ごすのは非現実的。令和を機に、旧態依然な選挙も変わって欲しいですね。近年は選挙カーを使わない候補もいるので期待していますが、もし、全員が投票候補から外れたらどうしましょう?。その時は、昼寝から丁度30分を越えた頃に起こしてくれた候補にでも投票しましょうか(笑)。