今回は、【教職教養対策】です。

 

☆トピック

Ⅰ教職教養とは

Ⅱ勉強方法

 

 

Ⅰ教職教養とは

 教職教養とは、教員として身に着けておく必要がある教育についての教養です。

 そのため、校種関係なく勉強する必要があります。

 免許を取る際にも、勉強して単位を取得する必要があるのですが、教員採用試験でも、改めて理解し覚える必要があります。

 

 教職教養は、大きく分けて 教育原理(教育学)、教育心理(発達と学習)、教育法規、教育史の4つに分類されます。

 しかし、試験では4つが平等に出るというわけではなく、自治体ごとに傾向があるため、しっかり調べてから勉強を進めることをお勧めします。

 (自治体によって全く試験内容に出ない分野もあります)

 

 数学や英語などのように、改めて問題を見て考える…というものではなく、問題のパターンも大きく変わるものではありません。法令の穴埋めを選択式や記述で答えるなどです。

 いかに覚えたかが大切なため、比較的平均点は高めです(私の自治体は毎年8~9割が合格ラインでした)。

 

 

Ⅱ勉強方法

 ぶっちゃけて言ってしまえば、すべての分野において、暗記するしかありません。

 ただし、どう暗記するかが大切だと思います。

 

 人によって覚え方は異なるため、「自分にはこれがあっている!」というものでよいと思います。

 ここからは、あくまで「私はこれがよかった」ものを載せておきます。

 

◇1つのテキストを周回し、徹底的に覚える。

  教職教養を勉強するうえで、私は「オープンセサミシリーズ」の「セサミノート」というテキストを使っていました。(割とメジャーなものだと思います)

  その一冊だけをひたすら周回し、徹底的に覚えることを繰り返していました。同シリーズには、問題集等ありますが、セサミノートも穴埋め式の問題集のため、十分使えます。ノート風のまとめなので、書き込みをしたり、構造的にも理解しやすかったです。
 この一冊を丸暗記して、本番では9割越えしていたので十分だと思います(あくまで私の経験ですが)。
 絶対セサミノート!というわけではありませんが、あれこれ手を出すより、試験範囲を網羅しているテキスト一冊を丸暗記するつもりで周回したほうが効率が良いと思います。
 
◇過去問を約1か月前から演習する。
 セサミノートである程度暗記を終えているため、過去問は雰囲気をつかむだけでした。なので過去問集は購入したものの、新品同様(笑)。
 過去問で落とした場所は、改めてセサミノートで単元ごと復習。
 あくまでベースはセサミノートでした。
 古い過去問は法例文などが変わっていたりするので、注意が必要です。特に学習指導要領は改定されたばかりなので、古いものは使えません。
   

◇よく出るワード等は印刷し、いつでも見れる状態にする。

 教育基本法や学校教育法など、最も基礎的なものや、いじめ防止対策推進法など、深刻な問題に関連しているものは頻出する傾向にあります。

 文章を丸ごと暗記する必要があるため、パソコンを立ち上げないと見れない、スマホの小さい画面で見るより、印刷して重要なところには書き込みやラインマーカーを引き、いつでも目に入るようにするとよいと思います。