〇〇くんのパパって自分で死んだんだよ | 大嫌いな君へ

大嫌いな君へ

2019年1月
結婚3周年を迎えてすぐに
旦那は私と2歳の息子を残し、
26歳で人生を終わらせました。

行き場のない思い。
苦しみ、悲しみ、憎しみ。
立ち直る為に書いていきます。

同じような思いを抱えた方と
繋がっていけたらと思っています。

息子が小学生になってからの新生活は

何だかんだ安定してきています。


宿題があったり、ダンスがあったり、

息子も私も自分の時間は減ってしまったけど、

何とか充実した毎日を送っています。



だけど、平和はなかなか続かない。



最近休み時間に遊んでいる時に、

息子が2年生の年上の男の子から

父親の事で酷い事を言われてきたそう。



「〇〇くんのパパって自分で死んだんだよ」



なにそれ。

何で2年生の子供からそんな言葉が。



「〇〇くんのママとパパが喧嘩してパパが死んだんだよ」


「じゃあパパいないってことね」



本当何それ。信じらんない。




息子と同じクラスの活発な女の子が、


「〇〇くんのパパって、〇〇くんがお馬鹿な事したから死んだんだって〜」


そんな事をみんなの前で言ったそうで。


もう本当に何なの。

父親の死を息子と繋げないで欲しい。



息子と話をした。

でも息子はマイペースな方だから

そんなに傷付いてる感じではなくて。


だからこそ言い聞かせ過ぎても、

これは悲しいことなんだと実感して

泣かれるのが私も怖かった。


だから、


「お父さんが死んだのは〇〇のせいでもないし、何も恥ずかしい事なんて一つもないんだから胸張ってなさい」


そんな軽い雰囲気でしめた。



念の為に担任の先生にも

こういう事があったという話、

子供同士の事だからここだけの話にして

今後またヒートアップした時だけは

見守りをお願いしますという話を。


休み時間の話だし先生達のせいではない。

逆に気遣わせてしまってすみません、と。


ただその後に犯人の子が判明したので、

ちょっと今後は注意していこうと思う。


何ならその子も父親いないらしく、

うちの子だけ何でそんな事言われなきゃ

いけないんだろうと複雑になった。



息子は既に父親の死因を察した様子。


本当どうしてくれんの


我が家にとっては

大きな影響を受けた出来事だった。



別にその子の親に謝罪されたいとか

そういう気持ちは全くないのですが、


「こちらにも伝えるタイミングがあったんです」

「伝えるのに適切な時期や適齢があったんです」


それを分かって欲しい。



うちが複雑な家庭なのが全部悪いのかな。


うちが普通の家庭だったら

先生や子供や親達にも気遣わせなくて済んだのに。


文句言いたい気持ちの反面で、

やっぱり自分を責める事しか出来ず。



普通でいい、普通がいいのに。

私達にとって、その「普通」が難しい。


息子が悪い事なんて一つもないのです。


むしろこんな環境で頑張ってるよ。


父親がいない環境しか知らないのに、

それでも毎日元気に頑張ってるよ。


だからこれ以上、

息子に悲しい気持ちを与えないで。


まだ6歳、あまりに酷すぎる。



ただただ、幸せになって欲しい。


母親としての切実な願いです。