大きな決断 | 大嫌いな君へ

大嫌いな君へ

2019年1月
結婚3周年を迎えてすぐに
旦那は私と2歳の息子を残し、
26歳で人生を終わらせました。

行き場のない思い。
苦しみ、悲しみ、憎しみ。
立ち直る為に書いていきます。

同じような思いを抱えた方と
繋がっていけたらと思っています。

家を出て市内に息子と2人で

引っ越すという決断をした。



彼が死んでから

ここで踏ん張ろうと頑張った。



それでも彼が死んだ悲しみ以外にも

次々と負の連鎖が続いてしまう現実。



沢山の我慢が積み重なって

これからの自分と息子の未来を考えた。



ここに居たら幸せになれないと思った。








旦那が自殺して何もかも失った。


家族、友達、周囲との関わり、

お金、心の居場所、何もかも。


首を吊った彼の姿から

骨になってお墓に入るまでの姿。


自分でも計り知れないダメージ。




死んでから彼の不倫が発覚して

行き場のない思いを抱えさせられて。


貯金も彼の残した支払いで消えて、

そのくせ生命保険は一銭も下りない。



それでも不倫相手には

慰謝料を請求せずに堪えてきて。



最後は以前の記事にも書いたように

不倫相手が被害者で私が犯人扱い。







もう疲れた。


生きてるだけでも褒めて欲しい。










何も知らずに普通に生きてきたのに

ここまで苦しむ必要ってあったかな。











彼が不倫を隠す為に死んで

散々酷い事もされてたのに

世間からのイメージは変わらない。


婿だから辛かったと彼は思われて

私は彼を支えられなかった奥さん。


事実とかけ離れた噂を流されて

彼の知り合いからは責められて

不倫相手は普通の生活を送ってて。


さすがの私にも限界がきた。










息子は来年から幼稚園。


パパが死んだ時に私に色々言ってきた

後輩の子供と息子は不運にも同級生。


ここに居たら幼稚園から中学校まで

彼らと保護者としても顔を合わせる。





そして何より

不倫相手が近くに暮らしている。


私の家から数分で行ける所に

不倫相手の実家があって

普通に不倫相手が暮らしてる事。






毎日どこに行くにも必ず

パパの実家を通らなきゃいけない事。






毎日パパと過ごした部屋に暮らす事。


彼の遺影が家に置いてある事。


毎日お茶と水を取り替えて

仏壇の彼に手を合わせる事。



家から見える目の前の橋で

パパが首を吊っていた光景を見た事。


家から見えるパパが眠るお墓に

いつかは私も入る日が来る事。







父は彼が死んでからお酒をやめた。


母は数ヶ月ごとに恒例で行っていた

友人達の旅行のグループから抜けた。


あと8年で定年を迎える父は

60歳を超えても働くと言い出した。


あと8年したらパパが

この家の世帯主になって両親も養う。

そんな将来しか考えていなかった。


私だけでなく両親も私を心配したまま

安心して老後を楽しませる事も出来ない。




私が彼と結婚しなければ。


私が彼を家に連れて来なければ。


自分の両親へも負い目を感じる。



父に気を遣わせたくない。

疲れた母の顔も見たくない。







目に入るものや環境や周囲の関わり

全てが私にとって生きるのが辛い要因。



息子には笑っていて欲しいから。


私が笑った姿を見ていて欲しいから。










いつ終わっても良いと思える人生。


だからこそ今は思うままに生きたい。










誰とも関わらずに

ただ息子と静かに平和に暮らしたい。





それが私の今の贅沢な願い。