今日は昨日の作業の続きです。

雨が降りそうで心配でしたが降られることもなく無事に終了しました。



いさのブログ


品種は「シロガネ小麦」という品種。


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今日はトラクターに漫画本を持込んでいました。

「エンゼルバンク」という漫画で大学時代の先輩に教えてもらって最近購入しました。

漫画なんだけどビジネス書のような、ビジネス書を漫画して読みやすく分かりやすくしたような本です。



昼ごはんを食べてざっと読んでみましたが新鮮な内容でした。

農業を徹底的にビジネス化して考えることの意義。

国産と外国産の農産物の危険性と安全性。

日本の食糧自給率について。


印象に残った場面で、

「必要最低限のことをしてやれば作物はだいたいでも8割は勝手に育つ。残りの2割の為に足りない労働力を家族に課したり自己犠牲を払うのは間違っている」という事も書かれていました。

勝手に8割くらい育つかどうかは分かりませんがお米に関して言えば確かに何割かは勝手に育ちます。強い作物です。他の野菜でも同じ事が言えるものもあるでしょう。必要最低限の事をやってればの話ですが。


種だけ蒔いて8割も育つなんてことはどんな作物でも無いと思います。

畑ににんじんの種を10粒蒔いてほったらかして8粒が立派なにんじんになるとは考えにくいですから。



全部が全部100パーセント出荷できるレベルまで持っていかなくても8割くらい出荷できるレベルまで育てれればいいんじゃないかという考えでした。

そこそこ手間をかけて8割と自分の持てる時間全てと家族の時間までつぎ込んで残りの2割を達成させる意味が人生全体の時間の中で考えてみるとそれがありなのかどうか。


そうしたことによってかなりの儲けが出るのであれば我慢してやる人も出るだろうけど大抵の場合はそうじゃないです。

そうなってくると苦痛になりやりがいが失せてくる。

専業でやる以上は趣味ではないですから利益も出さないといけない。

機械を動かせば自分の時間と燃料代、機械の原価償却費などかかってくる。


言えば、その作業で例えば燃料代が出ないような作業であれば燃料代はどこか別で負担するか、アルバイトでもして稼いで払わないといけないのです。


「もうけが出ないんだけど我慢して燃料なしで動いてくれ」では機械は動いてくれないのです。


必要な無駄もあるのでしょうが、本当の無駄も省いていくという意味で考え直す部分もあるように感じました。


あまりシビアになりすぎるのもダメだと思いますが考え、工夫しながら作業や販売をしていくべきだと思いました。


何を言っても人と人との繋がりで成り立つ農業です。



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