今はクラブとして存在していない某乗馬クラブ


そこには日本とは思えないすばらしい外乗コースがあり
時々インストラクターの先生と外乗りを楽しんでた。

いつもの馬場のレッスンではなく、
大自然の中での乗馬。

林道を抜けると
とつぜん、広大なスペースが現れる。
外乗をするメンバー達はそこで駆け足を楽しんでた。


若かりし頃のある日。

私は先生の後ろについて
林道を抜け、広場にたどり着き、
さあ、駆け足!
さっそう?とキャンターを楽しんでいた。

その時
フワンッッとどこからか飛んできたビニール袋。
そのビニール袋は私の乗ってた馬の鼻先に。

瞬時に馬は恐怖で仁王立ちになり、
駆け足のスピードで走ってた私は仁王立ちの馬が地面につくときに
その勢いで馬の前方に飛ばされた。

頭と背中を強打し、私の頭上を馬が超えていく。


病院に運ばれた私。


肋骨折れてた。
頸椎おかしくした。

(あ、そういえば脳の検査しなかったなぁ。。。)







馬が駆け足をやめて仁王立ちになったとき、
手綱を最短にして全脚で馬にしがみついてた(ハズ)。
それでもやっぱり引力だか振子の法則だか、とにかく力及ばずで、振り落とされた。
彼が着地して前方に振り落とされた瞬間、


私は  


今、ここに在る


だった。



って、だんだん私、ずれてきてる???
エックハルト・トールさん???


エックハルト・トール、この人、かわいすぎる。
ドイツ語の講演も、英語のときと同じくらいやわらかい。
くっくっくー、フッフッフってやっぱり笑う。




もとい、
よく言われるけれど、

落馬するって分かったあの瞬間、
「あ、もうダメダ」と思ったあの瞬間、
過去の様々なシーンが走馬燈のように脳裏をよぎった。




時空を超えた瞬間、シーンって、
こんな大げさな”時”であれば即時思い出せるし、実感できる。




今、ここにある。




不死身の私。。。








馬といると心が休まる。





なまった体を鍛えなおさないと。
ダラダラと、あるがままの自分を放っておいたら、牛になった