METALLICA/St.Angar | MUSIC REVIEW Blog

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ロック ポップス ヒップホップ R&B メタル プログレ 等の名盤をレビューしています。

セイント・アンガー/ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

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メタリカの実に前作から6年ぶり、
2003年発表の8thアルバム



ベースのジェイソンの脱退、メンバー間の軋轢、
ジェイムズのアルコール中毒、解散の危機を乗り越え
新メンバーロバートを迎えての新作

メタリカ復活の意気込みがうかがえるほどの
とてもアグレッシブに攻めた作品になっています

ブラックアルバム以降のモダンヘヴィネス路線から一転、
今作ではツービートの高速ナンバーやツーバスが復活し
畳み掛けるようなリフの嵐は圧巻
カン高いスネアの音が鳴り、原点回帰では決して無い
荒々しい音で終始構成された内容になっています

音はほぼ一発撮りのような生々しさで、多少のミスはあるものの
生のアグレッシブな音を感じてほしいと
わざとそのままプレスされてるらしいです

さらに特筆するべきはメタリカの代名詞とも呼べる
ギターソロの封印です
このアルバムには一切ギターソロが出てきません

この時期はKORNやLIMP BIZKIT、LINKIN PARKらニューメタル勢が全盛期の時代で
それらのバンドの多くが
ギターソロを一切排除したシャープな曲構成の作風だったのもあって
それら後輩バンドに感化されたのかもしれません

当時雑誌のインタビューでドラムのラーズがLINKIN PARKのタイトな曲構成を評価し
「自分たちも見習わなければならない」と語っていたのを覚えています


ちなみに当時メタリカは上記のバンドやマッドヴェイン、デフトーンズらと共に
大規模なツアーを実施し、ヘヴィメタルとヘヴィロック勢がボーダレスに
なっていってく時期でもありました

そのツアーのテキサス公演を収録した
LINKIN PARKのライブアルバム/DVD「LIVE IN TEXAS」ではリンキンのライブ中に
ラーズが乱入するという場面も見ることができます

アルバム全体としては少し冗長な印象が否めません
曲が長いわりに展開が起こらずひたすらリフ、リフ、リフ

果たしてギターソロを完全排除したは正解なの?
と思わずにはいられません

ただ1曲目「Frantic」 2曲目「St.Angar」は文句なしにかっこいいし
9曲目「Unnamed Feeling」も静と動のメリハリの効いた名曲です

ファンの間でも評価の分かれる作品だと思います


また今作にはメタリカのホームスタジオでアルバムをまるごと
演奏する映像もDVDで付属されており
CDとはまた違った演奏を楽しむことができます



Live in Texas (W/Dvd) (Dig)/Warner Bros / Wea

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