銀色が降る。

一人、ベランダにて恋う。



漂う金木犀の香り。

凛とした空気に這うように

鼻をくすぐる。






諦めることを

覚えたい。


ここに長くいて

プラスになることは

もう何もないだろう。




諦めかけて

求める先も

道はない。


ただ、今はこうして息を

弾ませるだけ。






誰かのための自分だった頃。の

自分が好きだった。


ただ、それだけ・・・。