逢いたくて思い出す。

君の事を思い出しては、泣いてしまう。


あんなにも、時が経ってしまっているというのに

心はまだ、私を成長させてはくれない。


逢いたいよ。

そういう割には、君の背中も耳の形も

髪の柔らかさまで忘れてしまっている私に気づく。


ごめんね。


ごめんね。


「泣いたら苦しくなるから」

彼が言ってくれた言葉に、慰められた。


きっと、君だって言葉を交わすことができたのなら

おんなじことを言ったんじゃないかな?


想いをこめて、せめて名前だけつけることが出来たことに

感謝しようではないか。