(続き)
新聞記者を装って現われた”一文字隼人”
ナント 彼はショッカーの戦闘員だった!
彼もまた 仮面ライダーを倒すべく現われた改造人間だったのだ
確かTV版は 本郷が海外へ行ったため 2号ライダーが後を継ぐという設定だったっけ
実際は 藤岡弘が収録中に大怪我して 代役として急遽2号を登場させたということだが・・
原作では 本郷と一文字が闘うシーンがあるが そのときのセリフから
「一文字君 きみは・・・・ ショッカーにあやつられていることに なんのうたがいもいだかないのか!?
正しいことだと 心から信じているのか!?」
「うたがい? ショッカーのなにをうたがうというのだ!?
ショッカーは みにくいあらそいにあけくれている世界じゅうの人々に 心の平和をあたえ
なかよく新世界の建設に協力させようとしているんだ!」
「うそだ!! ショッカーのやろうとしていることは 心の平和ではない 心の自由をうばうことだ
それがわからないのか!?
人々の新世界ではなく ショッカーの支配する世界をつくることなんだ!!」
”新世界の建設” ”心の自由を奪う事”
まさしく 「20世紀少年」や巷で語られている”秘密結社”のことだ
彼らは 口ではとても理にかなっていることをいう 見破るのは困難だ
神と悪魔の違いも ほとんど見分けがつかないらしい
悪魔は知っていて 一厘の違いだけで勝負しているのだ
私たちも その最後の一厘の判断が勝負という事だね
その後2人は格闘 一文字は気を失う
そして ナント
本郷は敵である”13人の仮面ライダー”(この設定もすごいね)に殺されてしまう!
が しかし その直後に現われたのは ”仮面ライダー”だった!!!
そう 一文字が変身した”仮面ライダー2号”だ
本郷の研究室に運ばれた本郷の死体を前に 一文字は 緑川の娘や執事 医者たちに宣言した
「・・・これからおれが本郷猛になる かれの意志をついで・・・
おれが・・・大自然の使者 仮面ライダーになる!
・・・この一文字隼人が・・・ショッカーをたおす!!
・・・頭をうたれたとき おれはめざめた!頭脳を支配するのろいから解放された!
・・・本郷 おまえの仕事はかならずひきつぐぞ!・・・安心してやすらかにねむってくれ!!」
すると 一人の医者がいう
「・・・そのことばどおり・・・
ほんとうに「心」をついでもらえますかな・・・!?
本郷猛の「心」を・・・・!!」
ナント なんと
手術によって 本郷の頭脳と魂が 2号ライダーと一体化されたのである
2号ライダーは 常に心で本郷と会話し 本郷もまた 五感的自然の状態を感じることができるのだ
まさかのこの発想 TV版では想像できない話だ
恐れ入ったの石ノ森先生だ
こうして”2人”で協力しながら 敵に立ち向かうライダーであった
そして ショッカーの ある大きな計画に気づく
知り合ったFBIの男の話によると 日本政府が大手企業”日の下電子”(松下のことだね)に
極秘で ”巨大電子頭脳”を注文したという
その真相は 電子頭脳を拠点とし 日の下電子の発売した格安テレビや腕時計で
人々を操るという ショッカーの陰謀であった
そして その拠点とは 富士山の地下であったのだ
この計画の親玉である怪人と仮面ライダーの会話から
「まったく・・電子頭脳をつかって日本人を・・・ロボット化しようなんて・・・!
・・・そんなでたらめは ゆるすわけにはいかないんだ!」
「・・・ふふ・・・この計画は もともとおまえたちの政府が はじめたものだよ!
・・・おまえもきいたことがあるはずだ
”国民を番号で整理しよう”という 国会での審議を・・・
・・・あの”コード制”というアイディアは 日本政府の”コンピューター国化計画”の一部なのだ
ふふふ もっとも いちはやくそれをキャッチしたわがショッカー本部が・・・
日の下電子に政府が発注した この電子頭脳の九分どおりの完成をまってのりこみ・・・
ぶんどって一部に手をくわえはしたがな・・・!
しかしそれも・・・おまえたちのえらんだ政府の計画を より完全なものにしてやろうという
親切心からしたことだ・・・・
だから われわれがうらまれるのは めいわく千万な話なのだ!
うらむのなら日本政府を・・・そう じぶんらでえらんだ政府なのだから じぶん自身を・・・」
し 信じられない! この発想
的を得ている ありえる話だよ
でもまさか オチが日本政府だなんて
サイコーじゃん!
そ 自分たちが選んだ政府だ
文句言ったって 自分に言ってるようなものだ
私がいつも言ってるでしょ!
政府なんかあてにしちゃイカンて
結局 自分なんだよ 洗練された自分の集まりが 本当の良い国家であり世界であるのよ
それを 現代人は目指さなきゃイカンとよ!
ハイライト 追い詰められた2号ライダー
そこへまさかの 1号ライダー登場!
これ 実はよくわかんなくて
密かに蘇生していたのか なんだかわかりませんでした
そんで もひとつ
2号ライダーのキャラが 異様にチャラい!
「イエース! 仮面ライダーだ!!」
とか言っちゃって
1号とのギャップをだしたかったのかな?
他にも 公害問題も取り上げたりしています
「・・・人間は ただショッカーのためにはたらくだけの人形になり
自然は 工場や都市にとってかわられ・・・
地球はつめたくかわいたさばくになる!」
ショッカーを”お金”と変換しても良いでしょう
初代仮面ライダー 完結の最後のページは こんなセリフで締められています
「あたしたち人類が ”科学”という《現代の武器》で 戦うあいてを まちがえているってことが・・・・
わかったんです!」
約40年も前に 今を見透かしているような 経済物質主義への啓示
自然に対する人類の行動の結果で 数々の自然災害が起こると言われたら
反論できる人が 果たして何人いるでしょう?
自然界の使者”仮面ライダー”は もしかしたら
私たち人類に 戦いを挑んできたのかもしれません
そんなメッセージを 石ノ森作品は 数多く残しています
マンガの域を超えた まさしく 精神世界そのものなのです
いやあ~ こりゃ 子供じゃ理解できんよねえ~ 確かに
でも 作者は 1989年当時 こうおっしゃっています
「ナニが正義でナニが悪かが判然としない現代シラケ社会で
子ども時代 《正義が必ず悪に勝つ》という 単純で当然だが 大切な構図(信念)を、
子ども時代にキチンと意識の中にとどめていただきさえすれば、
それはそれで十分意味のあることだ、と思う。」
みなさん ぜひマンガで 仮面ライダーを御覧ください
いろんな事に気づかされるはずです
仮面ライダーBLACKも なかなかすごい話です
機会があれば 紹介いたします
デハ マタ
